Study Abroad
First Year in Master (1980.9 - 1981.8) ..2

■1981 Spring Semester■
この年の冬は何をしていたか記憶にありません。多分大学の自分のオフィッスに行き何か調べ事をしていたと 思います。多分、歯科医院にも通っていたと思います。一般にアメリカの歯科は分業制が進んでいて、神経を 抜く医院と詰め物をする医院は別でした。詰め物をやっている医院は、どちらかと言うと技工士の感じ だったように記憶しています。また、ここアリゾナでは風邪に似た症状が1年以上も続くとというやっかいな 病気があります。話のよると砂に生息するある種のバクテリアが関係しているとのことでした。 留学先で病院へ通うことは大変ですので、できるだけ健康にいられるように食事、睡眠、ストレスには十分 注意して下さい。アメリカで提供される食事には、脂肪と糖分が多く含まれています。あっと言う間に体重が 増えますよ。
そうこうしている内に春学期が始まりました。今学期では以下の科目(コース)を取ることにしました。もちろん、 科目は事前にアドバイザーと話し合って決めてきました。

HYDR 504のNumerical Method in Subsurface Hydrologyでは、地下水の流れを数値的に解く方法を勉強して いました。最初は、差分法を用い簡単な時間依存1次元モデルを計算する方法と計算が不安定に なる条件や計算精度について実際の計算プログラムを使って学習しました。その後は、2次元のモデルを 有限要素法と境界要素法で解く方法を学びました。 CE624のPlann and Design of Water resourcesでは、全ての淡水の量を把握する方法と使い方を勉強します。 これには、地下水の量や河川の流量と雨量の関係等を勉強していました。 CE424は、Hydraulic Engineering Designでは河川や水路等に流れる流量を把握すす方法を学んでいましたが、 多分TAの仕事が忙しくなり途中でドロップしました。この大学では、タイトルにHydraulicが付くの 科目が多かったです。
ところで私がアリゾナに来た理由は、有限要素法をもっと勉強したかったからでした。もっと言うと、 Richard Gallagherから直接教わりたかったのですが、この時点で彼は学部のDeanになり、授業は 受け持っていませんでした。一応、会って私の望みは伝えておきました。ということで地下水で 有限要素法を教えているということで、この科目を取ることにしたのです。しかし、地下水の微分方程式 には、未知数が1つ有るのみですので、おのずと式は簡単で有限要素法のプログラミングも簡単と いうことになります。これが流体力学とか弾性力学の微分方程式になると、未知数が3つになり 有限要素法のプログラミングは非常に複雑になります。また、流体力学では式自体に非線形の項が ありますので難しさは弾性力学に比べ倍増します。ここではとりあえず学べるだけ学ぶことにしました。
ところで今学期の成績ですが、以下のようになりました。両科目ともAでした。 成績のWは、科目をドロップしたことを指します。

なんとか1年目のアリゾナが終了しました。TAの収入($4600/2-semester)でなんとか貯金もできたので、少し環境の 良いアパートへ引っ越すことにしました。大学からの距離は今の住まいと同じですが、方角が東から 北に変わりました。部屋もかなり広くなりました。ここのアパートは2階建てのコンプレックス(集合体)に なっていて全部で40世帯は住めるようになっていました。私は1階の左端の部屋をかりました。 アパートの管理人の近くにはメールボックスがあり、そこに手紙を取りに行くシステムになっていました。 そこで発見したのですが、お隣さんは日本の夫婦(PさんとQさん)が住んでいました。二人とも大学の学生でした。 更にびっくりしたことに、そのまた隣も日本人(Rさん)でした。今度は男性の独身でした。彼は大学院の学生でした。 ということで、まる1年間日本語に触れることはなかったのですが、ここから日本との交流が始まって しまいました。
この時点で私は既に修士論文の課題を与えられていましたので、文献の調査や計算プログラムの 開発を進めていました。しかし、夜はいたってフリーでしたので、日本人の方々と飲み会をやっていました。 すると、芋づるのように次から次へと日本人や彼らの友達らが飲み会に参加するようになりました。 彼らも皆大学生でした。一時は毎日のように大騒ぎの飲み会になっていました。アリゾナの夏は非常に 暑く昼間は何も出来ない分、夜がストレス発散の場になってしまうのは当然のことです。
University of Arizonaと言えば天文学が盛んな所でもあります。NASAやJPLからの映像をライブで見るとが できます。私も数回、ボヤジャーからの映像を見たことがあります。また、大学から60キロ離れた場所に Kitt Peak National Observatoryもあります。

■アメリカの大学の仕組み■
アメリカの大学についてお伝えしておきます。大きく分類して、私立大学、州立大学、Community College が有ります。州立大学も2つに分類できます。1つが、(University of)+(州の名前)か(University at)+(街の名前) です。例えば、University of Arizona, University at Buffalo, University of California at Los Angeles等で、 短く言うと、UofA, UB, UCLAになります。 そしてもう1つが、(州の名前)+(state university)+(街の名前)または(SUNY college at) + 街の名前 があります。例えば、Arizona State University Tempe Campus、SUNY College at Buffalo、California State University Long Beach となります。短く言うとASU Tempe Campus, Buffalo State CollegeまたはBuffalo State, CSULBに なります。New York州一つをとっても、とにかくたくさんの大学があります。留学するときにどの 大学にするか迷ってしまいます。高い教育を希望するのであれば、University of +(州の名前)か University at +(街の名前)を選択する方が良いでしょう。最初は、(州の名前)+(state)やCommunity College に入学しても次の年には、University of +(州の名前)へ転校することをお勧めします。
アリゾナと言えば、日本のプロ野球チームがオフシーズンにキャンプ来ます。私がアリゾナに居た時に 阪神タイガーズがTempeに来ていました。そして、ASU Tempe Campusの学生と交流試合をして、阪神タイガーズ が負けたというのが大きなニュースになっていました。

■Las Vegas, Grand Canyon, Meteor Crate■
アリゾナには自然がいっぱい有ります。代表的なのがGrand Canyonです。Tucsonから時速60マイルで車を走らせると 約8時間で着きます。私は2回Grand Canyonへ行きましたが、最初はラスベガス経由でした。ラスベガスは、遠い所からも きらびやかな明かりがはっきり見えます。ラスベガスに着いたのは夜の8時位でしたが、早速スロットルマシンをやりました。 25セントマシンではまったく当たりがこなかったので、50セントマシンに切り替えました。すると、手持ち20ドルが いつのまにか100ドルまでになったので、5ドルマシンに挑戦しました。これもよく出るマシンで、400ドルまで なってしましました。途中、豪華な食事をし、朝まで遊ぶことができました。しかし、日が昇るころまでには、 400ドルはゼロになっていました。1回のスロットルで50ドルや100ドルを当てると、おねえさんがドリンクと カードを持ってきてくれます。このカードにサインするとTシャツがもらえるのですが、手がバネ指になって いてサインに時間がかかったことを覚えています。ラスベガスでは、金の感覚が無くなります。私のような貧乏な学生でも 1秒で5ドルの消費が何回もできるんですからね。
ラスベガスからグランドキャニオンへ向かいました。I-40を使ってFlagstaffで降り、そこから北へ向かいました。 グランドキャニオンまでは、延々と高低差のある林の中を走ります。Flagstaffは標高3000メーター以上はありますので 寒さ対策が必要です。1時間半ほど走ると、視界が大きく広がります。ここら辺の標高は2600メーターですの目の保護と寒さ対策が必要です。 標高が高いと、空に浮かんでいる雲がつかめそうな不思議な感じがします。また、標高が高いと車が元気よく走らなく なり、黒い煙をはくようになります。最近の車はそうじゃないかもしれませんが。 グランドキャニオンの案内に従い車を進めるとポイントが幾つか有ります。そこからグランドキャニオンを見ることが できます。最初は、大きさに圧倒され感動しますが、意外と直ぐ飽きてしまいます。別のポイントへ行っても また数分で飽きてしまいます。(グランドキャニオンの向こう岸はユタ州だと思っている人がいますがアリゾナ州です。) ということで、グランドキャニオンは早々と切り上げ、次の名所に行くことにしました。それは、隕石が落ちた窪みと されている所(Meteor Crater)です。グランドキャニオンからFlagstaffへ戻りI-40を東へ1時間走るとMeteor Craterの 案内が有ります。下の写真を見て下さい。Meteor Crater Arizonaでインターネット検索するともっと詳しい情報が 得られます。

ここでは、宇宙飛行士の訓練やハリウッド映画の撮影が行われるそうです。隕石が衝突したということは、高温高圧で ダイヤモンドが出来た可能性があります。調査したところ小さなダイヤモンドがクレイターの中央部から出ていたと 聞いています。また、ここら一帯は化石化した木を見つけることができます。石を拾うと木の化石かもしれません。 私も石をいくつか拾ってみました。1つが化石でした。下の写真を見て下さい。表面を砥石で磨いてみました。 詳しい情報は、petrified stone arizonaで調べてみて下さい。

ということで、夏休みも終わり2年目の修士課程に入ることになりました。ここから1年はMS(Master of Science)を もらうための修士論文を書かなければなりますん。

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