Study Abroad
Junior (1978.9 - 1979.8) ..2

■TAU BETA PI ASSOCIATION (Nov. 6, 1978)■
これまでの成績がよかったので TAU BETA PI アソシエーションの会員にならないかいという手紙がきました。 下がその手紙です。就職するときに有利になるので入ったほうが良いと周りの人に言われましたので、会員 になることにしました。

下はイニシエーションでもらった資格証です。

TAU BETA PI の詳細については、www.tbp.org/で見ることができます。そして、For Membersの ページで Last Name: Fukumori で、First Initial: E でSearch ボタンを押すと 私の情報が見られます。私は、NY N Chapter で Class 1979 となっています。

■1979 Spring Semester■
春の学期も前学期と同様に専門課程の科目のみをとることになりました。今学期は、3科目とることに なりました。

CIE443は、Hydraulic Enginneringと言って日本の水理です。水路や川の流れを質点で表し平均流速や流量の 計算方法や測定方法を学びます。CIE441のWater Resources Engineeringでは、水資源の調査や開発を 勉強します。CIE441は、Water and Wastewater Engineering 1 です。全学期では、この科目の2を先に 取ってしまいました。CIE441では、上下水道で必要な技術を学びます。この科目には水道の管路網の設計、 河川のBODやCODの測定方法、下水の微生物処理技術が含まれます。成績は、以下のようでした。

受講科目の数が少なかったのでまずまずの成績でした。
この学期で3科目取ったのには訳がありました。それは、EAS206を教えるあの有名な教授が有限要素法を 教えるというので、聴講することになったからです。教授の手伝いの仕事の一環として新しい計算方法 によるプログラムの開発があったからです。有限要素法(Finite Element Method)の授業を受けているうちに、この方法は単なる 数値計算方法の1つではなく、物理から微分方程式を導く1つの方法であること気付きました。つまり、 有限要素法は第2の学問ではる変分法がベースになっているのです。目から鱗でした。私は、学んだ事を 実践にうつすために地下水の水位を予測するプログラムを作成し、計算結果を教授(実は私のアドバイザー)に 見せに行きました。教授が大変な驚きで喜んでいたのを覚えています。教授は私が出した計算結果を 以前から欲しがっていたみたいでした。ということで、私は今後も有限要素法の勉強を続けることに なったのです。

これまで学業のことばかり述べてきましたので、息抜きに気候の話題を1つお伝えしておきます。1977年に ブリザードが有りひどい目に有ったことは既にお伝えしました。この年(1979)の1月と2月に、またひどい 異常気象にみまわされました。最低気温のマイナス10℃以下が40日間続いたのです。あちこちの家の 水道管が凍りつくという騒ぎになってしまいました。私が住んでいた家の水道管も凍りつき、イスラエル系 アメリカ人がトーチを手に地下に入り水道管を温めていたら、火が家に燃え移ったというので、一時 家のなかが騒然となってしまいました。良く見たら家には燃え移っていなかったことが分かり、一安心 というハプニングがありました。とにかくBuffaloの気候には、こまってしまいます。それから、いつもの ことですが、少なくとも年に2回、ほぼ全ての道路に氷が張るときがあります。この日は、皆さんが のろのろ運転になるのですが、意思通り止まることが出来ません。ですから縁石にぶつけるか、または 他の車と衝突して止まるしかありません。

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