以下は各プログラムの簡単な説明です。
●MAKING-TEST-DATA.FOR●
計算領域が直方体の入力ファイル(EIGN3D8.DAT)を作成します。
使える要素は、8節点1次ヘキサ要素です。
また、直方体の最長距離から最小の固有値α2を概算します。
この値はShift Parameterとして入力ファイルに書き込まれます。
そして、領域の節点数(NNODE)から[T]マトリクスのサイズ(MXNEIGEN)
を決めています。この数値は入力ファイルが出来上がった後変更できます。ただし、
この数値はNNODEを越えてはいけません。
計算領域の概要は、出力ファイルDOMAIN.SUMに書き込まれています。
DOMAIN.SUM内容は以下のような値が入ります。名称の意味については、以下を参照して下さい。
SPEED OF SOUND = 340. TLX, TLY, TLZ = 3.141592653589793 1.5707963267948966 1.0471975511965976 TOTAL VOLUME = 5.167712780049969 NEX, NEY, NEZ = 30 15 10 MAXIMUM SURFACE LENGTH = 3.141592653589793 SHIFT PARAMETER (DELTA) = 0.8999999761581421 MAX EIGEN (ALPHA SQ) = 225.00000000000003 NE = 4500 NNODE = 5456 MXNEIGEN = 20
名称 | 意味 |
---|---|
SPEED OF SOUND | 閉空間内の流体の音速です。領域が[MKS]単位であれば m/sです |
TLX,TLY,TLZ | 計算領域のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の長さを示す |
TOTAL VOLUME | 計算領域の体積 |
NEX, NEY, NEZ | 計算領域のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の要素数を示す |
SHIFT PARAMETER (DELTA) | シフトパラメーターδです。領域の最小固有値でもある |
MAX EIGEN (ALPHA SQ) | 領域の最大固有値 |
NE | 要素数 |
NNODE | 節点数 |
MXNEIGEN | [T]マトリクスの大きさ |
このプログラムは、ファイルとして入力データ以外にパラメーターファイル(PARAM.DAT)も出力します。このファイルには、計算領域の総要素数、総節点数、[K]マトリクスのバンド幅の数値が書き込まれています。そして、このファイルは分析および解析プログラム(ELEMENTCHECK.FOR, OPTIMIZER4.FOR, LANCZOS-SOUND10-JACOB-VT.FOR)のコンパイル時に読み込まれまれ、配列の大きさをPARAM.DATによって決めます。
●ELEMENTCHECK.FOR●
要素形状を積分点でのJacobianでチェックし要素の体積を計算しますます。要素Geometric Matrix [M]は、対称で正定値でないと[B][B]Tの三角行列に分解できません。
要素形状が悪いと要素[M]の正定値が崩れるときがあります。出力ファイルELCHECK.RSTを
見ると要素の体積と積分点でのJacobianが正か負がわかります。正の場合はハイフン(-)、
負の場合はアスタリスク(*)で示されます。
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