Groundwater
Governing Equation-4

次に、seepage face が存在しないと仮定します。すると、下図の様に、Phreatic surface が、下流側の水面と、点Aで一致することになりますね。Phreatic surface は、等ストリーム線ですから、等ポテンシアル線は、Phreatic surface に対して直交しているはずです。ですから、点AでPhreatic surfaceに直角な線は、等ポテンシアル線であるのに、点Aからは、h=h2なる等ポテンシアル線が伸びています。つまり、点Aでは、複数(無限)のポテンシアル値を持つことになります。結果的に、ポテンシアル(h)が点Aで不連続になります。したがって、この不連続を緩和するために、seepage face が必要になるのです。


Singular point (A) を含む非現実的な流れ

Phreatic surface を数値的に解くととは、そう容易いことではありません。次の2つの式を連立に解く必要が有ります。

Phreatic surface を決める式
Aquofer 内のhydraulic head を計算する式。

2番目の式は、前に紹介したmass balance の式です。念のために、下に再度表示します。

さて、問題は、1番目の式です。これについて、次のページで詳細に説明します。

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