Three Dimensional Finite Element Method
Solid Axisymmetric
-12

この条件下で肉厚にどのような応力が発生するか計算してみます。結果は厳密解のτrrとτθθと比較してみましょう。ヤング係数に210×109Pa、ポアソン比に0.3を使いました。計算は全ての要素で試してみました。計算領域を要素に分割するのは、上図の赤色でハッチしてある断面のみです。下に、要素分割の状況を示します。下表のプログラム名をクリックすると、データを作成するプログラムが表示されます。

要素 r方向の
要素数
z方向の
要素数
データ作成
プログラム
作成ファイル
4-Noded Bilinear 11 22 SS4AXISYMM-TEST.FOR STATIC4.DAT
PARAM.DAT
ELEMENT4.DAT
8-Noded Parabolic 5 10 SS8AXISYMM-TEST.FOR STATIC8.DAT
PARAM.DAT
ELEMENT8.DAT
9-Noded Parabolic 4 8 SS9AXISYMM-TEST.FOR STATIC9.DAT
PARAM.DAT
ELEMENT9.DAT
12-Noded Qubic 2 4 SSCAXISYMM-TEST.FOR STATICC.DAT
PARAM.DAT
ELEMENTC.DAT

参考までに、12-Noded Qubic要素の分割状況を下に示します。

厳密解ですが文献を調べるとP0=0の場合以下の結果が得られています。この結果は応力関数がベースになっています。式の導出についてはTIMOSHENKO, THEORY OF ELASTICITY, 1970, McGraw-Hill, Inc.の68ページにあるStress Distribution Symmetrical about an Axisを参考にして下さい。

以下は計算結果です。図内の青い線は厳密解を示します。計算結果をみると、4-noded要素以外は、厳密解と高い精度で一致しています。

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