Groundwater
Flow to a Well-6

2つのグラフが出来上がったら、well function のグラフを下に置き、実測データのグラフを上に重ねます。このとき、2つのグラフがマッチするように置きます。下に例を示します。

まず、縦軸に注目してください。logeW(u) がゼロの位置で、loge(s)の値は、約-2.5 をさしています。つまり、2つの軸の数値の差(loges - logeW(u) ) が-2.5になっていることになります。この差の意味を調べるために、Theis solution の両辺に対数を施してみます。すると、次の様になります。

上の式で、ただ1つの未知数は、transmissivity(T) ですから、Theis solution と実験から T が測定できたことになります。

今度は、横軸に注目して下さい。loge(1/u) - loge(t/r2) は、約1.1です。この差の意味は、変数(u)の定義から導くことが出来ます。下式をみて下さい。

上の式から、Storage coefficient (S) が得られます。

例題のように、きれいにTとSが得られるケースは、非常に少なく、多くに場合、aquifer が water table aquifer や 近くに水源があることが多い。また、aquitard が aquifer に隣接していることも、珍しくない。詳細については、Groundwater の書物を参考にして下さい。

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