Solid Mechanics
2-Dim Finite Element Equations of Elasticity-3

■Boundary Conditions■
境界条件は、部材の支持状況と解析ソフトをリンクする重要なパラメーターです。弾性解析の境界条件には、応力指定(Neumann type)と変位指定(Dirichlet Type)があります。また、Heat Equationと違い、弾性解析では各節点に2次元で2つの未知数が有るため、各境界上の節点に2つの境界条件を与えなくてはなりません。

2次元の弾性解析で考えられる、境界条件の組み合わせを下表に紹介します。

Type 境界条件
1 u=指定 と v=指定 ヒンジ点 (u=0, v=0)、完全拘束面
2 V・n=指定 と τns=指定 ローラー(τns=0, Vn=0)、摩擦面、対称条件
3 τnn=指定 と τns=指定 応力が作用している面、自由表面

ここに、V=ui+vjを示します。nは、境界面上のnormal unit vectorを意味します。 上表の例で示してあるヒンジ点、完全拘束面、ローラー、対称条件、自由表面は、下図にも示しましたので参考にして下さい。

ここに、Freeはτnn=0 & τns=0を意味します。この様な境界条件を、通常Natural Boundary Conditionと言われています。

有限要素法では、Globalマトリックスの右辺に境界条件の応力値が足し込まれるので、自由表面の様にτnn=0 & τns=0の指定いついては、何もアクションをとる必要はありません。したがって、τ=0のNuemann type境界条件は無視することができます。

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