Unbounded Region
2 Dim. Helmholtz Equation 13

■境界条件■
無限点における境界条件は、前に説明した通りです。 つまり、無限境界では、何もしないということです。 ここでは、構造物の表面の境界条件について説明します。

波はソリッド面においてミラーイメージ的に反射することが知られています。 つまり下式です。

そして u = uI + uD ですから次の条件が成り立ちます。

uI(x,y) はkxの関数ですから上式の左辺∂uI/∂n は次の様になります。 ∂uI/∂y はゼロであることに注意して下さい。 uIはyの関数でないからです。

仮に、構造物の境界を線形要素で分割すれば放線ベクトルは n=(Δyi-Δxj)/Δs となります。 Δsは要素の長さです。 Δy=yi+1-yi です。 すると 上式は 下の様になります。

上式をスペルアウトすると、下式の様に書けることになります。

これで 境界条件が出来上がりました。 ここで紹介している水面波の解析において 境界条件はNeumann型になります。 つまり Dirichlet型がunknown になります。
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