次に、2つの孔(導線)の中心間の距離である d を変えて計算してみました。 下表に計算結果をまとめておきました。 表のDomain Inductance は、導線内を流れる電流が等分布になっているときのInductanceの計算を表わしています。 そして、Skin Inductance は、導線の表面に等分布の磁束密度を境界条件として与えたときのInductanceの計算を意味します。 大文字のDはDomainを、そして、SはSkinを意味します。Exactは厳密解、Approxは、BEMの数値解を表わします。
上の表をグラフにすると、下の様になります。横軸は、d/a です。 縦軸は、μ=1, S=1 のときのInductance の値です。
BEMの解は、D>>aでは近似式とよく一致している様子が見えます。ただ、D値が 小さくなると、近似式の値から離れてきます。これは、近似式の導出の過程で 導線周りの磁束が均一としているからです。
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