Fluid Dynamics
Coupled with Heat Equation-7

■解析例 その2■
次の解析例として、前回の解析例の条件をそのまま使い、NSTEQ8EE.FORで計算してみた。今度は、より現実に近くなることになります。下に Streamfunction と温度分布を示します。計算は、t=約1500secで定常になりました。

Streamfunctionの図で、青色は反時計方向の回転の流れを、そして黄色は時計方向の回転の流れを意味します。計算結果から、両側面からの流れが衝突する位置が、前回の中央から、左へ大きく移動しています。これは、主に粘性係数が原因になっています。つまり、温度が高いほど水の粘性係数は小さいため、右側面での流れの抵抗が小さくなっているからです。

衝突位置を中央付近に移動させるために、右側面の温度を摂氏8度から7.87度に変更して計算を実行することにしました。結果(t=8000sec)は次の様になります。

この計算は、定常に到達しませんでした。多分、波長の長い周期で振動しているのでしょう。

水摂氏4度付近の自然対流に関する事柄について、もっと勉強したい方は、Referencesの文献を参考にして下さい。

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