Fluid Dynamics
Driven-Cavity Flow Analysis-6

■実際の流体の第2粘性係数の値について■
各々の流体には、それぞれ固有の第2粘性係数が存在すると考えられます。また、λdivVは、音の伝播に関係しますので、λは、流体内を伝わる周波数の関数でもあります。文献等を参考にすると、様々な流体の第2粘性係数は、下図に示す様に、周波数と関係にあると考えられています。これは、あくまでも推測です。

上図は、周波数が高くなると、音は伝わりにくくなることを示しています。また、音の伝わる速さは、空気中より水中の方が4倍伝わり易いということが実験でわかっています。そして、λは音速に比例すると考えられます。下図を見て下さい。

では、どんな値を数値解析に使えば良いのか、と言う疑問にぶつかります。多分、殆ど流体の流れは、低い周波数が支配的ですから、ω=0 の時のλを使って差し支えないでしょう。しかし、流体のλを実際に測定する確かな方法がないので、大きな値をλに使っているのが現状です。

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