上の式は、理解できましたでしょうか。次は、上の式を一定要素 (constant element) 用に書き換えます。
■Constant Element■
Constant element とは、どの様な特徴を持っているかチェックしてみましょう。
まず下の図を見て下さい。
この要素上において、変数 h(x) 及び qn(x) は一定になっています。要素の中央にある節点でそれらの変数が計算および指定されます。 例えば、h(x)が既知の場合、h(x)がその節点で指定され、そしてqn(x) が計算されます。 qn(x) が既知の場合は、h(x)が計算されます。 つまり、その節点が要素上の変数 h(x) 及び qn(x) を代表しているということです。
変数が要素上で一定ということになると、積分式は、下に示す様にかなりシンプルになります。 つまり変数 h(x) 及び qn(x) は、線積分の外に置くことが出来ます。