Unbounded Region
2 Dim. Laplace & Poisson's Equations-9

■Program: BEM8LINU.FOR
ここで紹介するprogramは、以前に紹介したBEM8LINQ.FORと殆ど同じです。 ただ違う点は、下式のC(ξ)の計算式に対応するために、Program BEM8LINU.FORに多少の変更がなされています。 下式は、次に紹介するHelmholtzのページで詳しく説明します。

変更箇所を下表にまとめておきます。

Subroutine 名 ξ がhole の中 ξが領域内
MTXFORM C(I) = 0.D0 C(I) = 1.D0
DOMAIN C = 0.D0 C = 1.D0

■計算例■
では早速、導線の表面にだけに磁束密度を与える場合のΔPの計算を実行してみましょう。 計算を行う前に、導線の表面を境界要素法の要素で分割する必要があります。 ここでは、下図に示す様に、線形要素を用いています。

番号のふり方が、時計の針の回転方向と同じになっていることに注意して下さい。 この様に節点番号をふると、円が孔になります。つまり、円の中が領域の外(exterior)になります。 このことは、前に詳しく説明しましたね。

上の図をベースにして、入力データファイルBEM1.DATを作成できます。 このデータは、SETU.FORでも作成できます。 この場合、2つ孔(導線)の中心間の距離は、d=6 になっています。定数は、前と同じ K(または1/μ)=1, S=1 にしてあります。

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