Time Derivative and Upwind Method
Time Derivative Term-7
■Implicit method の安定性■
次に、α=0 の Implicit method の安定性を考えてみましょう。連立方程式は、次の様になります。
つまり、マトリックスに掛け算されるベクトル{T}に、t+Δt 時の値を使います。
これを、T2について解き、ちょっとアレンジすると、次の様になります。
早速、Δt と T2 の関係をチェックしてみましょう。
まず、Δt=0 の場合、 T2(t+Δt) = T2(t) になります。OKですね。
では、Δt=∞ の場合はどうでしょう。結果は、次の様になります。
定常解になっています。
よって、Implicit method では、Explicit method の様にΔt に制限を受けることはありません。
もちろん、線形微分方程式に限りますが。まー、Implicit method を使っていれば安全ということですね。
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