Electromagnetics and Ham Radio
Capacitance2
面積が広くて隙間がΔzの2枚の平行板に電荷を与えた場合、平行板の中央付近には、 一様な電界Eが(Electric field)発生します。 この電界を視覚的に表したものを電気力線(Electric Flux line)と言い下の赤い線の様に表します。


すると電界Eについて、電位の差分ΔV=V2-V1は、ΔV=-ExΔxで得られると定義されています。 そしてΔx→zeroの極限をとり、この電位差と電界の関係を拡張すると、以下の様に書けます。

\begin{eqnarray} \vm{E}=-\left(\frac{\partial V}{\partial x}\vm{i}+\frac{\partial V}{\partial y}\vm{j}+\frac{\partial V}{\partial z}\vm{k}\right) \end{eqnarray}

電位Vは、electric potential、electric field potential、electrostatic potentialと記述されていて 力学で言う水頭(hydraulic hand)等の位置エネルギーに相当します。

■静電場に関する理論■
ガウスの定理(Gauss's Law)によると、電界Eと電荷Qには次の関係があります。 式中のε0は、電界が存在している領域が真空のときの誘電率です。

電荷Qを含む体積の表面から出てくる電界Eは、 電荷Qを誘電率ε0で割った値に等しい。 単位法線ベクトルのnは表面に対し外向きになっています。
電界は様々な誘電体でも存在します。 しかし、電界に誘電体を置くと分極(polarization)が起き、 誘電体の内部では電荷が打ち消し合い誘電体の表面(電界の入り口と出口)に電荷が存在するようになります。 結果、誘電体の内部のみ電界が弱くなるという現象がおきます。つまり、2つの電界が存在することになります。


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