Parametric Representation of Boundary Elements in 2Dim
Linear Element-14

Program: BEM8LINQ.FOR
線形要素(Linear element) を用いた、Laplace 式を解く境界要素法のプログラムを紹介します。 プログラム BEM8LINQ.FOR は、これまでに学習してきた内容を、そのまま忠実に再現しています。つまり、連立方程式 [A]{X}={RHS} を直接的に生成しています。境界要素法の参考書などで紹介されているプログラムは、[C]{h}+[G]{qn}-[F]{h}={0} を作成してから [A]{X}={RHS} の形にしていますので、後で説明するCorner problems を誘発してしまいます。

このプログラムで新しく取り入れられた Subroutine として、NDANALYS が有ります。このSubroutineでは、節点での境界条件を表すNDTYPEを計算しています。NDTYPEは、連立方程式 [A]{X}={RHS} を直接的に生成するためのアルゴリズムを制御します。これによりCorner problemsを緩和してくれます。

Gauss-Legendre 積分を行う部分にも、前のプログラムと比較すると、多少の違いが有ります。今回のプログラムの Subroutine INTE には、線形の形状関数を表す変数 SF1 とSF2 が有ります。それから、厳密積分を行う Subroutine FINE も前回と違いますので、注意して下さい。

では早速、計算結果を紹介します。Constant element で使った下に示す、4要素と8要素分割の例題の計算を行ってみます。

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