Electromagnetics and Ham Radio
Offcenterfeddp 14

■基本波の倍数と給電点の関係■
全長42.22428mの3.55MHzのダイポールアンテナに7.1MHzの波をのせた時に給電点と入力インピーダンスの関係を調べてみます。MMANAの電流分布を見ると絶対値になっているので、ここでも以下の電流の式を使うことにしました。

\begin{eqnarray} I\left(z\right)=\left|I_0sin\left(k\left(h-\left|z\right|\right)\right)\right| \end{eqnarray}

プログラムでは DIPOLEANT-NUMERICAL-METHOD2.FOR の36行目の文を以下のように記述します。

NFREQUENCY = 2

上式を図化すると以下のようにサインカーブの山が2つできます。

以前と同様に、給電点をダイポールアンテナの中央から端(λ/4)へ徐々に移動させた場合の入力インピーダンスを計算し下図に表示してみました。 参考までにMMANAと今回のプログラムでの3.55MHzの計算結果も示してあります。 表示はインピーダンスの実部Rです。 今回のプログラムでの7.1MHzの結果はZ-REAL(f2)の青の破線です。

良い結果が得られているようです。 基本波の4倍、6倍、8倍の計算結果は以下の様になりました。参考までにMMANAと今回のプログラムでの3.55MHzと7.1MHzの計算結果も示してあります。表示はインピーダンスの実部(R)です。

今回のプログラムから出力された計算結果は、MMANAと比較すると入力インピーダンスが若干低く算出されているようです。 MMANAの計算結果は、表計算ファイルにまとめてありますので参考にして下さい。


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