前ページの図を観察すると、要素ごとに、次の様な計算を行っています。 要素ごとの計算の手続きは、まったく同じで、違うのは変数α2と要素の長さのみになります。
と |
上の積分式は、=0 となっていますが、前ページの2番目の積分式の各々の項は、=0 とはなっていないことに注意して下さい。この違いは、後で説明するInter-Element Continuityと呼ばれている要素間の条件と深い関係があり、この条件が満たされた時に、前ページの2番目の積分式と上の積分式は、同じになります。
ここではとりあえず、要素ごとに、上の積分式を計算してみて下さい。計算結果を連立方程式の適切な場所に足し込めば、行単位で作成した式と同じ連立方程式が出来上がります。
この足し込みの操作のことをAssemblyといいます。
まだちょっと理解が出来ていない貴方のために、3つの重み関数 φ1, φ2, φ3 を1つのグラフに重ねて書いてみて下さい。下図の様になるはずです。
■要素1での積分■
それでは早速、要素ごとの積分を実施してみましょう。まず、計算を進める前に、要素1に関係する変数を書き出してみましょう。下図にそれらを示します。
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