つづき
N1(x)を有限要素式のφ(x)に代入すると、次の様な結果が得られます。
まず、上式の境界積分項ですが、N1(x2)=0 で N1(x1)=1 であるから、(du/dx)N1 は、du/dx at x=x1 になります。ここでは便宜上、下式で表します。
上式は、Neumann 型境界条件です。ここでは、Beamの勾配が指定できます。 よって、境界積分は次の様になる。
次の領域積分では、形状関数と未知数の微分が必要になります。それらを計算すると次の様になります。
ここに、L1は要素1の長さを意味します。したがって、微分項の領域積分結果は、下図の様にります。
そして、α2の項の積分にある uN1は、要素1での近似式より、次のように書けます。
uN1の積分で注意してもらいたい事が1つ有ります。一般に、この項のことを微分方程式では生成項(Source Term)と言い、稀にこの項に独立変数(independent Variable)が含まれていることがあります。1次元Helmholtz Equstion の場合、独立変数は x ですが、ここで紹介しているHelmholtz Equstionには、独立変数は有りません。
つづく
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